番号:HEADZ-151
発売日:2011-07-20
2007年3月に発表した1stアルバム『海 東京 さよなら』が今だロングセラーを続ける女性ソロ・シンガー、木下美紗都。瀬田なつき監督の映画デビュー作『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の音楽も手掛け、1月にはこの映画のサウンドトラック音源を収録した映画音楽集『瀬田なつき×木下美紗都 SOUNDTRACKS』を発表したばかりであるが、創作意欲の増した彼女は、今度は約4年振りのオリジナル・アルバム(通算2枚目)を完成させた。ここ数年で多くの映画音楽を手掛けたこともあり、音楽性がぐっと拡がり、『海 東京さよなら』と比べるとヴァリエイションに富んだカラフルな作品となった。ジャズ、プレンチポップ、ヒップホップ、ハウス、シティポップ、フォーク等々を飲み込んだ非常に雑食性の高い音楽集になっているにも拘わらず、不思議と統一感のあるアルバムに仕上がっている。近年では蓮沼執太チームやグレンスミスでも素晴らしいプレイを披露しているdetune.の石塚周太、d.v.d は勿論、自分のソロ・アルバム『Pd』や自身のバンドのライヴでも抜群のセンスを発揮しているJimanica、Riddim Saunterからホースやmmmまでもサポートし、最近ではFilFla の『Sound Fiction』や蓮沼執太フィルでも卓越したプレイヤビリティを魅せている千葉広樹がゲスト参加し、彼女の楽曲を見事に演出している。ドラムの録音のみ石塚周太に任せているものの(初の本格的なスタジオ・レコーディングの為)、今回も録音、ミックスは木下自身が手掛けている。作詞、作曲、編曲も全て自身によるもの。
曲目リスト